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「LIVE & CULTURE」 WEB MAGAZINE by HOT STUFF

「LIVE & CULTURE」 WEB MAGAZINE

天候以外はなんとかします! フジロックのあゆみ(後編)

前編に引き続き、
苗場開催20年目のフジロックが積み重ねてきた
10の創意工夫を紹介していきたい。

 

6.ファミリーで楽しむフジロック
2016年からフジロックは
保護者同伴に限り
中学生以下は入場無料。
お子さん連れのお客さんは
年々増加している。
家族で楽しむフジロックはまた格別。
感受性豊かな年頃の
フジロック経験は
きっと大きな財産に
なることだろう。
キッズ用の耳栓、
雨具、アウトドア装備などを
しっかり徹底して臨んでほしい。

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7. 道の舗装
雨でぬかるんでいる道は
体力を奪われ、進みも遅い。
うっかり何かを落としたとき、
泥による汚れも大きい。
例えばそれが買いたての
物販タオルだったりすると
目も当てられない…
フジロックの通路の一部は
アスファルト舗装が進んでいる。
ステージ移動がスムーズに。

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これが2011年、GREENとところ天国をつなぐ道

 

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これが今年2018年の付近の様子。かなり歩きやすくなった


8.ルートの整備
2015年に新設された
キャンプサイトと
レッドマーキーをつなぐ
短縮ルート、レッドゲートをはじめ、
ボードウォークの調整や
オアシス周辺の橋など
より移動しやすく、安全になるよう、
ルートは毎年見直されている。

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9.新アトラクションの充実
主要ステージ以外では
毎年工夫を凝らした
アトラクションが登場。
例えば2018年のフジロックでは
グラストンベリーの
アンフェア・グラウンドを招致して
大きな話題になった。

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UNFAIRGROUND(アンフェアグラウンド)昼の様子。これが夜には…


小さなステージだった木道亭や苗場食堂も
年々大きな存在感を放つように。
すみずみまでフジロックを
楽しんでほしい。


10. 環境意識の拡大
名誉ある「世界一クリーンなフェス」の称号。
ごみは適切に分別することで次に繋がる。
紙食器は翌年のトイレットペーパーに、
ペットボトルは翌年のゴミ袋に、
公式印刷物の多くは再生紙・
フジロックペーパーを使っている。

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このペットボトルの山が来年のゴミ袋に

スモールステージ、ジプシー・アバロンを含む
NEW POWER GEAR Field / AVALONでは
ステージの電力をバイオディーゼル
(生物由来油から作られる燃料)・
太陽光エネルギーで賄い、
二酸化炭素(CO2)の排出量の
削減に取り組んでいる。
こうした循環が苗場の地に根を張り、
次回開催へと確かに繋げているのだ。

 


以上、
広ーいフジロック会場、
10つをピックアップした。
紹介しきれなかったトピックも数多くある。
ぜひ、苗場に足を運んでほしい!
そして実際に目で見て聞いて楽しみながら
よりフジロックを知っていってほしい。

 

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