MOSHIMO 本多響平の日本酒トーーク!(前編)
「 LIVE & CULTURE 」をキーワードとして、様々な角度からアーティストや、ライブ、さらにはカルチャー全般を紹介する、コンサートプロモーター ホットスタッフが発信する、企画・体験型のWEBマガジン「chord」(コード)。
今回記念すべき1発目の記事として取り上げるアーティストは、今年の3月21日に、1stフルアルバム「圧倒的少女漫画ストーリー」をリリースした若者を中心に人気の新世代ギターロックバンド「MOSHIMO」。
年末の12月26日恵比寿リキッドルームでのワンマンライブ「BARI BARI ROCK」〜大忘年会 嫌なこと全部ぶっ飛ばす!!編〜を開催することを先日発表した彼らを改めてとりあげます。
と言っても音楽媒体含め、多くのインタビューを受けている彼ら。
ホットスタッフ的には同じようなインタビューをしても意味がないので、全く違う角度から彼らをとりあげたいという事で頭をひねった。
そう。
MOSHIMOのボーカル岩淵紗貴さんを除く、ギターの一瀬貴之さん、ベースの宮原颯さん、ドラムの本多響平さんの男衆3人をピックアップして、彼らの好きな事やそれぞれ最も興味ある事を一緒に体験してお届けする体験レポ企画。
今回トップバッターを務めるのはMOSHIMOのドラムを担当する、本多響平さん。
題して、「MOSHIMO本多響平の日本酒トーーク!」
MOSHIMOをご存知の方なら知っていると思うが、バンドの最後部から全体に落ち着きとそしてパワフルなドラムの音を響かせてくれる。響平という名はだてではない。
取材の打合せの段階で、彼の一番好きなものを聞いたら出てきたワードが、
「酒」
酒。
酒好きか・・・。
まあアーティストは基本皆さん酒が好きな人が多いし 。
聞くところによれば本多さんは無類の日本酒好きという事で、酒好きの本多響平さんと一緒に行って来ました。
日本酒をたっぷり、そしてリーズナブルに飲める、KURAND SAKE MARKET新宿店さん。
(お店の看板を前にする本多さん。)
--- 聞いたところによると、KURANDさんは今回初めてではなく、過去に何回か来ているとの事ですが?
そうなんです。
僕の知り合いも日本酒がすごい好きで、その知り合いが教えてくれて池袋店さんの方ではあるのですが、何回かKURANDさんには飲みにきているんです。
一番初めて行った時の感想は、日本酒好きにはパラダイスな場所だなと。(笑)
日本酒が飲める有名どころのお店はいくつか知っていて、KURANDさんもそういうお店なのかなと思ったのですが、実際行ってみたらすごいマニアックな酒蔵のお酒も集めていて、しかもリーズナブルな金額で飲み放題ですし、食べ物の持ち込みもOKなので、それ以降、本当によく行くお店になりました。
取材させて頂いた、KURAND SAKE MARKET(新宿店)さんは、非常にユニークなシステムになっていて、時間制で日本酒が飲み放題。(無制限もあり)
日本酒を飲み比べるのもよし、気に入ったのをひたすら飲むのもよし。
日本酒がおいてある冷蔵庫から自分が気に入ったお酒を自分でピックアップしてグラスやおちょこに入れて自分の席で飲むシステムだ。
持ち込みも自由で、取材の日も多くの方達がグループでお酒を飲みに来ていたが、刺身やつまみを自分たちで外で買って来て、KURANDさんのお店の日本酒を飲みながらわいわい楽しむというスタイル。
日本酒好きはもちろん、日本酒初心者の方でも楽しめるお店です。
そして店長がイケメンという事もお伝えしておきたい。(笑)
--- 取材開始する前にせっかくなので、まずは日本酒を選びましょうか。
良いですねー。
まずは日本酒を選んで飲みながら話しましょう。(笑)
お店の日本酒リストを真剣に見て何を飲むか選ぶ本多さん。
眼差しは真剣だ。
真剣に選んでいる。
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そして結構長めに選ぶ。
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早く決めてもらってお酒を飲みたい。。。
かなりのこだわりを見せている。。。
遂に決まりました。一本目。
このドヤ顔はなんなんだろうか。
--- 一本目決まりましたね。結構長めに選びました。(笑)
かかってしまいましたね。(笑)
--- 一本目は、ikioimasamune Spring carpですか。
長野県のお酒ですね。ラベルにコイのイラストがあってインパクトもありますよ。
非常にフルーティーですし、飲みやすく一本目としては最適です。
〜本編取材開始〜
--- 今回こうしてKURANDさんで取材をさせて頂いているのですが、日本酒好きの本多さん。そもそも日本酒にハマったきっかけとかはあるのですか?
21歳の時ですかね?
今のMOSHIMOに入った時ぐらいの時の話ですけど、両親と地元の居酒屋に行って、そこに日本酒の獺祭(だっさい)があったんですよ。
三割九分の磨きのやつなんですけど、店長さんから残り少ないのでサービスするよと言われたんですよね。
それまで日本酒は抵抗があったんだけど、飲んでみたらすごいフルーティーでこんなに日本酒って飲みやすいんだって初めて知ったんですよ。そこからですね。
最初は甘い純米大吟醸のようなものばかり飲んでいたんですけど、徐々に物足りなくなって、キレのある辛口とか飲むようになっていって、もうツボにハマりましたよね。(笑)
(まだまだ余裕のある本多さん。きりりとした顔もイケメンだ。)
--- それではちょっと人生を振り返ってもらって、最初に飲んだお酒は覚えていますか?
20歳になったその瞬間にビールで友達と乾杯したのを覚えています。(笑)
--- ライブやツアーの打ち上げの時もお酒はみなさんで飲みますよね。ちなみにその時はどういったものを飲んだりしますか?
ライブのあとの打ち上げでは、ハイボールとかが多いですね。
日本酒をがっつり飲んでしまうと、ベロンベロンに酔ってしまって話とかできなくなってしまう事があるんですよ。
ほどよく酔っ払う程度が良い感じなんです。(笑)
--- ちなみに打ち上げだけではなく、プライベートで、一人でお酒を飲みに行ったりもしますか?
めちゃくちゃ行っています。
飲んでふわふわーってなって、そして寝る。
その瞬間が人生の一二を争うぐらい幸せを感じるので。(笑)
あと、特にツアーとかで地方に行ったら、ご当地のお酒を飲みたいんですよねー。
なんなら地方の繁華街を歩いていて、キャッチの方にキャバクラどうですか?って声をかけられるじゃないですか?
僕から言わしてもらったらそんな事はどうでもいいから、うまいお酒が飲める店を教えてくれと。(笑)
一同爆笑
--- 次のお酒探しに行きますか。
行きましょう。(笑)
再びしっかりとリストをチェックする本多さん。
この男、日本酒選びに妥協なし。
今回は比較的早くチョイスされた本多さん。
今回もなぜかこの顔で決めて頂きました。
--- チョイスされたのは、富山県のお酒で、玉旭のBLUEですね。
大吟醸です。甘くてスッキリした味わいですね。
非常に飲みやすいです。
--- ちなみに最近飲んで美味しかったお酒とかありますか?
そうですね。
東広島のお酒で、「賀茂鶴」というのがあるのですが、すごい美味しかったですね。
僕の地元は熊本なんですけど、そこに「れいざん」というお酒があって、それに似ている感じがして。
広島にツアーで行ったりすると、毎回飲みますね。
淡麗だけど、濃厚な味なんですよね。
広島はホルモン焼きとか有名ですよね。そういう食事と賀茂鶴はマッチするんですよ。
--- ミュージシャン仲間で一緒に飲んだりする人はいますか?
どちらかと言うと裏方の人が多いですかね。
ライブのエンジニアの方とかもそうですし、あと最近デビューした「ユアネス」というバンドのベースを担当している、ダディー君とはよく飲みに行きますね。
地元も一緒ですし。
--- それではお酒の失敗談とかはありますか?
うーん。学生の時に代々木で日本酒をめちゃくちゃ飲んでいたんですけど、気がついたら町田で寝ていた事とかありましたね。(笑)
--- どういうことですか?(笑)
音楽の専門学校に通っていた時なんですけど、友達と4、5人で飲んでいて、すごい真剣な話をしていたと思うんですけど、意見の言い合いになって、ヒートアップしちゃって、ガンガン飲んで。
で、日本酒は飲みやすいから飲みすぎてしまって、最終的には汚い話ですが、リバースしました。(苦笑)
そのあとの記憶がなくて全然覚えていないんですよね。
だからこの記事を読んでる人達に言いたいこととしては、日本酒の飲みすぎには注意しよう!ということですね。(笑)
(この取材は最高ですね!と満面の笑みの本多さん。取材を気に入って頂けたようだ。これも日本酒のおかげだ。)
--- なるほど。勉強になります。(笑)ちなみに最高どれぐらいお酒を飲まれた事ありますか?
日本酒の一升瓶を友達と二人で飲みきるぐらいはありますね。
--- 一升瓶は1.8リットルですから、一人900ミリリットル飲んでる計算ですね。僕ならとっくに意識失っていますね。(苦笑)
確かにそう考えるとだいぶ飲んでいますよね。(笑)
日本酒好きの本多さんのインタビューは後編に続く・・・